第十一回ビジネスに役立つ言葉づかい~間違いやすい敬語その三~

よろしかったでしょうかの誤用第十一回目となる「ビジネスに役立つ言葉づかい」では、間違いやすい敬語として「よろしかったでしょうか?」に焦点を当てていきます。

この言葉は相手に対して何か伺いを立てるときや確認するときに使われる言葉で、接客や営業など対面や電話、メールの文面でもよく使われます。

敬語として正しく思えますが、実は誤用表現にあたります。丁寧に聴こえはするものの、使い方は正しくありません。しかし、コンビニエンスストアやファミリーレストランをはじめとする接客業では、「よろしかったでしょうか?」があたりまえのように使われています。

今回は、この言葉が「なぜ敬語ではないのか?」「正しい言葉は何なのか」について紹介していきます。


「よろしかったでしょうか?」は何故敬語ではないのか

「よろしかったでしょうか?」という言葉は“バイト敬語”の一つです。
“バイト敬語”は丁寧に聞こえはするものの、正しい日本語ではない敬語のことを指す言葉として使われています。

この「よろしかったでしょうか?」、使っている人の範囲も広く、
新入社員にとどまらずベテラン社員でも気付かずに使っている人も多いのではないでしょうか?

「よろしかったでしょうか?」が誤用表現とされる理由は、
直前の行為に対し、「よろしかった」と過去形にすることにあります。

 

「よろしかったでしょうか?」の正しい言葉づかいは?

「よろしかったでしょうか?」は、直前の行為に対して過去の表現で返してしまうのが問題です。

では、正しい言葉づかいは何なのでしょうか?

答えは簡単で、

「よろしいでしょうか?」

と言う、過去をあらわす「かった」のフレーズを取り除くだけです。

ちなみに「~でよろしかったでしょうか?」という表現は、
「今どきの話し言葉「嫌い」ランキング」にて、1位を獲得するほど不快に思われる表現なので注意したほうがよいでしょう。


間違った日本語は、知らず知らずのうちに人を不快にさせている可能性もあります。
クセになってしまっている人は「よろしかったでしょうか?」を使わないよう意識して直すようにしましょう。

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