第十回 ビジネスで役立つ言葉づかい~間違いやすい敬語その二~

 了解の誤用第十回目となる「ビジネスで役立つ言葉づかい~間違いやすい敬語 その二~」では、「了解」という言葉に焦点を当てて、紹介していきたいと思います。

「了解」とういう言葉は、アルバイトや社会人など「働いている人」がよく上司に使う言葉として浸透しています。

仕事で店長や上司から何かをお願いされた場合、自分が承ったこと、理解したことを示すときによく使うのではないでしょうか。

さまざまな人が普通に使うので正しい敬語と認識している人が多いのですが、実は敬語としては間違っています。「了解」の意味は正しくても、ビジネス上は失礼に当たってしまうのです。

では、「了解」が持つ意味について詳しく見ていきましょう。


「了解」の持つ意味

「了解」の意味は上記で紹介したとおり、

・意味や内容を理解する
・納得した

といった意味があります。

「自分はいわれたことを理解した」といった意味で「了解」という言葉を使いますが、
ビジネス上では相手に対して敬意を含まない言葉となります。

よって、上司が部下に対して「了解」と言う分には問題なさそうですが、
部下が上司に「了解」と使うのは敬意が含まれないため失礼にあたります。

ただ「了解いたしました」「了解しました」と、了解のあとにつく言葉に敬意を込めることで、
表現的・敬語的には問題ないとも言われています。

人によって受け取り方が変わってくる表現なので、使うときには注意をした方がよさそうです。


了解の変わりになる表現

では「了解」の変わりに使うことができる表現は何があるのでしょうか?

正しい表現としては、

「かしこまりました」
「承知しました」

といったものです。

ちなみに「承知」は、

何か物事を請け負った場合に使うと「知っている」「解っている」の意味
何か物事を否定する場合に使うと「許さない」「聞き入れられない」の意味

と、利用シーンによって意味合いが変わります。

上記を踏まえた上で、ビジネスにおいては「かしこまりました」「承知しました」を使うのが正しいと言えます。
ただし、「了解しました」という言葉を会社全体で統一している場合には、そちらを優先しましょう。
会話の中で使うのがベストですが、メールでもこの表現は有効です。

この機会に間違った使い方をしている方は直してみてはいかがでしょうか?

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