第九回ビジネスで役立つ言葉づかい「~間違いやすい言葉づかい その一~」

 「ご苦労様」の使い方第九回目となる『ビジネスで役立つ言葉づかい』では、間違った言葉づかいに焦点を当てていきたいと思います。

普段自分が同僚や取引先、上司や目上の人に対して使っている言葉づかい。本当に正しい使い方ができているか、不安に思ったことはないでしょうか?

今回は間違いやすい言葉づかいの中でも、特に頻繁に使われている言葉づかい「ご苦労様です。」について紹介します。

労(ねぎら)いの言葉として相手に掛ける言葉ですが、言葉を掛ける人物や場所を誤まると怒られてしまったり、不快にさせてしまう可能性もあります。

では「ご苦労様でした。」が持つ意味などを見ていきましょう。


「ご苦労様」の持つ意味

「ご苦労様」は、目上の人が目下の人に対して使う言葉とされ、『自分のために仕事をしてくれた人』を労うために使います。

日常でも一般的に使われる言葉ではあり、郵便配達・牛乳配達・宅配便などの方への役割に対して声がけで使っている場合も多いでしょう。

使い方としては決して間違いではありません。

ただし、会社やビジネスの場になると「目上の人が目下の人を労う言葉」を理解し、その意味の通りきっちりと守る必要があります。

ちなみに、この言葉の使い方は長年議論されており、人によって捉え方もまちまち。一番有力な説としては「殿様が部下を労った」ということから来ているといわれています。

 

「ご苦労様」を使える人

「ご苦労様」の声がけができる人は、主に「役職者」「上司」など立場が上の方になります。

ビジネスマナーでも、

目上の人が目下の人に労いの言葉を掛ける場合は「ご苦労様」

目下の人が目上の人に労いの言葉を掛ける場合は「お疲れさま」

同僚同士が労いの言葉を掛ける場合も「お疲れさま」

とされています。もし使う場合には上記を守っておけば間違いは無いでしょう。

ただし「ご苦労様」を全従業員に使わせ統一している、または習慣化している会社や企業もあるので、その場合は倣ってそのまま使うのがいいでしょう。

 

「ご苦労様」を使っている人は多いのか?

しかし「ご苦労様」という言葉を掛けられたことが無い人も居るのではないでしょうか?

「ご苦労様」という言葉を実際に使っている人は多いのか? どのような場合に使っているのか? という疑問をマイナビニュースが会員向けアンケートで調査しています。

「ご苦労様」という言葉を使っていますか? という問いに対し、

・よく使っている 7.4%

・使っている   7.4%

・あまり使っていない 49.0%

・使っていない  36.2%

と、約80%の人が「ご苦労様」という言葉を使っていないことがわかりました。


使っていない人は立場のある人、同僚に対しても「お疲れさま」を一貫して使っているということになります。

これらの結果から考えれば、今は目上・目下に関係なく「お疲れさま」を使って労ったほうが無難です。

もし「ご苦労様」という言葉を使う場合は上記に注意し、使わない場合は知識として覚えておいてください。

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